2009年7月14日火曜日

数式 kt/q


半導体分野で頻繁に扱う数式です。メモしておきます。

製品のアップデートの打ち合わせ結果

「製品のアップデート」

作業プロセスが2通りあります。現場が混乱しないように丁寧に説明しました。今回のカテゴリーは、「IGBT」です。明日、アップデートする製品型名、仕様を再確認することにします。

2通りのプロセスを社内には作りたくはありませんが、顧客の要求事項でもあり、矢も得ません。

出来るだけ、経営的には業務プロセスをシンプルにしたいのですが、今回は、営業的外因により、断念です。

お見積書作成

お見積書を今日は4件作成しました。1時間、半導体のデータシートと格闘しました。

フォトICのスパイスモデルの評価項目をどうするか?

明日、再度、検討します。

PSpiceのコアモデル

PSpiceにはコアモデルがあります。独自のモデルです。確かにこのコアモデルを使用すれば、B-Hカーブは描くことは出来ます。しかし、コアのモデルパラメータをTDK PC40にフィッティングを行い、PC40のコアモデルを使用したトランスとデフォルトのコアモデルを使用したトランスでシミュレーションをしました。結果は同じです。

何故か?

そして、このコアモデルは物理パラメータも入れれます。極端に異なる値を入力してもコアモデルで構成したトランスのシミュレーションに差異は無かった。

という事は、恐ろしい話だが、PSpiceのコアモデルは、B-Hカーブは描けるが、トランスとしては動かないと言う事であろうか?

もし、PSpiceユーザーで、コアモデルを使用したトランスのシミュレーションがうまくいっている方が入れば、教えていただけないかと思います。

ケイデンスには直接コンタクトできないので、テクニカルサポートのサイバネットシステムに問い合わせていますが、全然、回答が着ません。比較的、回答が早いサイバネットシステムなのに何故?

もしかしたら、物凄いバグがあるのかも知れません。

回答が着たら、メモを作成します。

Agilent 4294A


最近、大活躍の測定機器です。回路解析シミュレーションにて、受動部品モデルについて「周波数モデル」を採用する回路設計者が増えてきました。ますます、この機器の稼働率は上昇します。

製品のアップデートの打ち合わせ

後は、製品のアップデートの打ち合わせがあります。主なテーマは、
IGBT Model(SPICE MODEL)です。

出席メンバーは、私と技術者2名です。

課題を抽出し、問題解決に努めます。

IGBT スパイスモデル

PSpiceには独自のIGBTスパイスモデルがあります。しかし、飽和特性に不具合があるのと、過渡解析においても、800A以上のパワーデバイスだと、実際の波形との再現性に乏しい報告を多く、受けています。これは、飽和特性を等価回路にて、補完すると、1200Aまではいけますが、それ以上の電流だとほとんど、NGです。

やはり、IGBTモデルは、MOSFET+BJT型モデルが一番ですが、デバイスモデリングが非常に難しいと言う事も言えます。

上記の事を受けてか?MOSFET+BJT型モデルがパワー・エレクトロニクス業界にて、定着しつつあります。我々も色々なインバータ回路の回路方式にIGBTモデルを組み込み、検証をしています。

今日は、三菱半導体のIGBTのスパイスモデルの検証に関する成果報告会がラボ内で開催されます。

色々な整合性、課題を見てみたいと思います。

今日のお昼


今日のお昼ご飯です。社員に買ってきてもらいました。スパゲティです。

HEM125PA



HEM125PA についてもデバイスモデリングを開始します。ホンダソルテックで仕様が公開されている太陽電池のパネルは4種類です。住宅用が2種類、産業用が2種類です。
展示会で実物を見ましたが、非常に綺麗な色合いでした。
特徴は「CIGS薄膜太陽電池モジュール」です。
ここでは、CIGSですが、
Cu(銅)
In(インジウム)
Ga(ガリウム)
Se(セレン)
の頭文字をとったようです。
太陽電池のスパイスモデルに関して、デバイスモデリングの観点からは、Vocが非常に
大きい値であることは、モデリングの難しい要素です。

HEM115PA


HEM115PAの太陽電池モデルのデバイスモデリングもスタートします。

HEM125PSA デバイスモデリングを開始



HEM125PSA の太陽電池のモデリングをスタート。

HEM115PSA


HONDA Solar Cell, HEM115PSA
本日から「 HEM115PSA 」の太陽電池のモデリングに着手する。bp Solarとは異なり、Vocが大きい
太陽電池パネルです。モデルの解析精度は、先ず、5%以内のエラーを目指す。

Solar Cell Simulation (bp solar)









Solar Cell (太陽電池)のシミュレーションです。
出力特性です。
V-I
V-W
です。
掲載写真では、
上段のシミュレーション結果が、V-I
下段のシミュレーション結果が、V-W
です。
上記の写真はPSpiceですが、LTspiceでも同じことが出来ます。

回路図シンボル属性















回路図シンボルのプロパティにて、属性欄を確認する。

上記の画面は、「Edit Properties」で開くことが出来ます。

そこのImplementationの値をBP3110に変更し、Apply
する事で、エラーを回避し、シミュレーションする事が出来ます。

PSpice Error

**** 07/14/09 13:08:33 ******* PSpice 16.0.0 (July 2006) ****** ID# 1730296 **
** Profile: "SCHEMATIC1-TEST" [ D:\TEST\TEST-PSpiceFiles\SCHEMATIC1\TEST.sim ]
**** CIRCUIT DESCRIPTION
******************************************************************************

** Creating circuit file "TEST.cir" ** WARNING: THIS AUTOMATICALLY GENERATED FILE MAY BE OVERWRITTEN BY SUBSEQUENT SIMULATIONS
*Libraries: * Profile Libraries :* Local Libraries :.LIB "../../../bp3110.lib" * From [PSPICE NETLIST] section of D:\OrCAD\OrCAD_16.0\tools\PSpice\PSpice.ini file:.lib "nom.lib"
*Analysis directives: .DC LIN V_V1 0 50 0.0001 .PROBE V(alias(*)) I(alias(*)) W(alias(*)) D(alias(*)) NOISE(alias(*)) .INC "..\SCHEMATIC1.net"

**** INCLUDING SCHEMATIC1.net ***** source TESTX_U1 N00108 0 CELL_13 V_V1 N00115 0 0VdcV_Isence N00108 N00115 0VdcR_R1 0 N00115 100
**** RESUMING TEST.cir ****.END
Unable to find index file bp3110.ind for library file bp3110.libMaking new index file bp3110.ind for library file bp3110.libIndex has 1 entries from 1 file(s).
ERROR -- Subcircuit CELL_13 used by X_U1 is undefined


赤字についての回避策は、

シンボル定義を変更する事で、回避できるはず。

Solar Cell PSpice Model(SPICE MODEL)

*PART NUMBER: BP 3110
*MANUFACTURER: bp Solar
*REMARK: Rated power (Pmax) 135W,Voltage 12V
*All Rights Reserved Copyright (c)
.SUBCKT BP3110 Plus Minus
R_RS1 N00A Plus XXXXXX
R_Rsh1 Minus N00A XXXXX
D_D1 N00A Minus DIODE_BP3110
I_I1 Minus N00A DC XXXXXX
.Model DIODE_BP3110 D
+ IS=XXXXXX
+ N=XXXXXX
+ RS=XXXXXX
+ IKF=XXXXXX
.ENDS


上記の太陽電池のモデルは12Vであるが、別のセルで110V,220Vについて同じ手法
でモデル化できるかどうか早期の検討が必要である。

AAOの最適化のツールでパラメータ化を決定しても%ERRORは100-200%以上であり、
使い物にならない。

この問題解決に時間を割く必要性が出てきた。今週も忙しくなりそうである。

WEB サイトと製品のラインナップの整合性

WEBサイト、特に、Blogサイトであるカテゴリーと「製品のラインナップ」についての整合性が必要である。そうすることで、ユーザーからは統一された視点からページや記事を読むことが出来る。

14JUL2009 MEMO

To Do List

ラボラトリー業務
研究開発テーマ進捗(SiC SBD)
研究開発テーマ進捗(太陽電池)
回路シミュレータによる差異について
PSpice と HSPICEについて
製品の補足説明書の作成

本社業務
WEBサイト構築

今日行うタスクは上記の通りです。