2009年7月14日火曜日

IGBT スパイスモデル

PSpiceには独自のIGBTスパイスモデルがあります。しかし、飽和特性に不具合があるのと、過渡解析においても、800A以上のパワーデバイスだと、実際の波形との再現性に乏しい報告を多く、受けています。これは、飽和特性を等価回路にて、補完すると、1200Aまではいけますが、それ以上の電流だとほとんど、NGです。

やはり、IGBTモデルは、MOSFET+BJT型モデルが一番ですが、デバイスモデリングが非常に難しいと言う事も言えます。

上記の事を受けてか?MOSFET+BJT型モデルがパワー・エレクトロニクス業界にて、定着しつつあります。我々も色々なインバータ回路の回路方式にIGBTモデルを組み込み、検証をしています。

今日は、三菱半導体のIGBTのスパイスモデルの検証に関する成果報告会がラボ内で開催されます。

色々な整合性、課題を見てみたいと思います。